ジャニーズ性加害「嫌だと断ったらどうなった?」 被害告発の元Jr.が証言した「抵抗した人の話」

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「少なく見積もっても300名くらい被害者がいてもおかしくない」

   山井議員から「当時二本樹さんだけが被害を受けたのか、周りの同僚、先輩も含めて被害はもう少し多かったのか。トータルでどれほど被害者がいるのでしょうか」と問われると、二本樹さんは

「私がジャニーズ事務所に在籍していた1年半の間だけでも入所時期が近いJr.達十数名の被害体験を本人達の口から耳にしました。性被害にあっても周りのJr.と共有しなかった人もいるかもしれないですし、ジャニーズ事務所は上下関係が厳しかったので自分達より入所時期が早い先輩たちとは気軽に会話できるような環境ではありませんでした。先輩達の性被害の体験まで聞くことはありませんでした」

とし、

「全ての実数までは把握できませんが、少なく見積もっても300名くらい被害者がいてもおかしくないですし、下手したら被害の実態はもっと大きいかもしれません。4桁もありうると思っています」

と答えた。

   続けて山井議員から「聞きづらいですが、被害を受けた後ジャニー喜多川氏からフォローはあるのでしょうか」と問われると

「性被害にあった翌日、いつも1万円を渡されていました」

とし、

「性行為に対する報酬であったり、口止め料を示唆して渡されたのではないかという印象を受けました」

と答えた。

   山井議員に「当時、あるいは今日に至るまでなぜ問題にならなかったのでしょうか」と尋ねられると

「合宿所という閉ざされた空間で行われていたという背景もありますし、ジャニー喜多川氏が絶大な権力を持ち、周りが監視できないような環境を作っていたと思います」

と指摘した。

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