井上尚弥のパワーはSB級で通用するのか? 「世界5階級制覇」ドネア見解、フルトン戦展望も

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「バンタム級にいたころほど圧倒的ではないと思う」

   バンタム級では4団体王者のすべてをKOで下し圧倒的な強さを誇った井上。ドネアは自身の経験からバンタム級とスーパーバンタム級の違いを解説し、さらにフェザー級での経験にも言及した。

   井上はライトフライ級(48.9キロ)、スーパーフライ級(52.1キロ)、バンタム級(53.5キロ)を制し、ドネアはフライ級(50.8キロ)、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級(55.3キロ)、フェザー級(57.1キロ)の5階級を制覇した。

   「今までワンパンチでKOできていたものが、大きな選手は立ち上がってくる。井上はまだ非常に危険なファイターでパンチのパワーは全然通用すると思うが、バンタム級にいたころほど圧倒的ではないと思う」と分析し、次のように続けた。

「私の場合、フェザー級の時は相手が倒れなかった。バンタム級とスーパーバンタム級では失神KOだったのに。これから井上は経験して分かると思う。相手がより大きいとかなりの違いがあることを。フェザー級ではパンチを当てると時々倒れるけども立ち上がってきた。でもスーパーバンタム級はそれほど大きくない」

   ドネアは現在WBC世界バンタム級1位にランクしており、井上が返上した同王座決定戦に出場する見込みだ。

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