陸上自衛隊弘前駐屯地がツイッターで出題したクイズに、注目が集まっている。「狙撃手を探せ!」と題した投稿で、写真の中から茂みに隠れる隊員を探し出す問題だ。投稿は4000件を超えるリツイート、2万件を超える「いいね」が寄せられるなどの大きな反響があり、正解を当てようとするたくさんのコメントが寄せられている。
J-CASTニュースの取材に対し、広報室は2023年5月31日、「風景に対して不自然な箇所を捜す事」がヒントだと述べる。
「写真の中に2人潜んでいます。さて見つけられますか~?」
陸上自衛隊弘前駐屯地は29日、師団狙撃手集合訓練の風景写真をツイッターに投稿した。
「写真の中に2人潜んでいます。さて見つけられますか~?」
一見、誰も見当たらない自然豊かな風景だ。地肌を隠すように生い茂る草木と、細長い木が数本あるのみだ。ツイッターには「全然わからん...」と悩む声や「ここかな?」と推測する声など、たくさんの感想が寄せられた。
正解は30日に発表された。写真の左側と右側に人影があるという。左手前の木の陰には迷彩帽が、右の地面には、周囲と種類の異なる植物の集まりがあり、風景に溶け込んでいた。問題では2人と伝えていたが、左側にいるのは人ではなくマネキンだったとして、「マネキンと見破った人は、狙撃手の素質ありです!」と呼び掛けた。
取材に対し広報室は、日ごろから広報活動として部員の訓練を撮影しており、今回は師団狙撃手集合訓練の訓練課目の一部を、ツイッターで用いるためにわかりやすく見えやすい状態で撮影したと明かす。
「問題形式により、部内外、より多くの方に、隊員の訓練について興味を持っていただくとともに理解していただくことが狙いです」
大きな注目が集まったことに驚き、「様々なお答えがあったことから多くの方々に関心を寄せて頂いたことに感謝しております」と受け止めた。