防御率6.86...DeNAバウアーなぜ打たれる? 元巨人コーチが指摘する「中途半端なコントロールの良さ」とは

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「ベルト付近の球が非常に多い」

「ボールが暴れないというのがバッターにとって絞りやすい。インコースにそれほど危険な球が来ないし、かといって四隅にもこないのでバッターが安心する。ストライクゾーンに来る球がコースを含めて高さ的に甘い。ベルト付近の球が非常に多い。高低やサイドを使われると、それに対してバットの軌道を変えなければならないが、何度も同じ高さの球が来ると目も体も慣れてミートしやすくなる。中途半端なコントロールの良さが痛打される原因になっている」

   そして「メジャーリーグの球の方が球の縫い目が高い分だけ変化球の切れが増す。スライダーなんかも曲がりすぎてしまうくらいに。それを考えると日本の球だと変化量が多くないかもしれません。空気抵抗が少ない分だけ変化球の曲がりが少ない。球が滑る、滑らないという話とは別にして。メジャーリーグで投げている時よりナックルカーブで空振りが取れないというのは、色々な要因があるなかでも球の違いも挙げられると思います」と分析した。

   橋上氏は今後の課題として制球力に加えて右打者に対するインコースの球の重要性を指摘した。試合ごとにストレートの威力が増し、得意のナックルカーブも少しずつ本来の軌道を取り戻しており、今後は配球面に気を配ることが必要になるとした。

「スライダーを使っていくのであれば対になるインコースの速い球が配給の上では必要。一方向の球だけではもたない。もう少しインサイドを見せる工夫をしないとなかなか抑えきるのは難しいかもしれない。次回以降、もう少し高さがひざ元に集まるとか、高めのボール球を使うだとか、インコースのボール球を使うだとか。配球を含めてそういったものを入れていけば成績が変わってくると思うが、コントロールが今のままだったらきついでしょう」

   セ・パ交流戦が5月30日に開幕し、バウアーの次回登板は6月2日からの西武との3連戦の可能性が高い。

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