ニンニクをかけない派も
女性職員によれば、高知で提供されるカツオのタタキは厚みがあり、お酒に合わせて薬味もどっさり盛り付けることが多い。1人前に盛り付けるニンニクは5、6片ほどだという。
「ニンニクを盛りつける由来は、一説によれば、冷蔵などの保存技術が無かった時に殺菌目的で薬味をつけるようになったとされています。カツオの臭みを消す効果もあると言われています」
一方で女性職員自身はニンニクが苦手で「高知県民でもニンニクをかけない派はいます」とし、薬味にかける食材は個人の好みもあると話した。一方、薬味にニンニクを愛用する同じ課の男性職員はこう話す。
「カツオのタタキにかけるニンニクは刺激があっておいしいですね。県内の居酒屋では定番の盛り合わせで自然に出てきます。出身の中土佐ではニンニク農家をよく見かけました。青森ほどの生産量があるわけではないですが、地元になじみのある食材の組み合わせなのだと思います」
県外の人とみられるツイッターユーザーの間で薬味の量が話題になったことを受けては、2人とも驚いた様子だ。男性職員は「好きな量をカツオにのせて食べていると思いますが、たしかにどっさりかもしれません。薬味自体の味も好きで楽しんでいます」と話した。