日テレ「放送後に、改めて企画趣旨などについて説明した」
番組公式ツイッターの投稿を引用する形で出された声明では、自分の承諾なく街頭インタビューで作品とAI模倣作を比較させ、自分の絵が嘲られるような形になったとし、「番組の行為に深く傷つき戸惑っている」と非難した。また、番組は、4時間のインタビューのごく一部しか使わなかったのは恥ずべきことだとし、情報提供のやり方に憤りを感じるとつづっていた。
ただ、日テレのニュースサイトが5月22日に「作風盗まれる? AIが出す指示の中に『自分の名前』が...アメリカで集団訴訟」のタイトルで配信したインタビュー記事については、内容は適切だったと評価している。
番組に出演したメディアアーティストの落合陽一さんは24日、「作品が本人の同意なく世論調査に使用されることについては、重大な問題であることは私も同感」だと英語でツイッターに投稿し、番組の取り上げ方に遺憾の意を示した。自らはAIを活用する時代に合わせて、ルールの方を変えていくべきだとの考えを番組で示しており、オルティスさんとツイッターで意見を交わしていた。
オルティスさんの抗議声明について、日本テレビの広報部は25日、J-CASTニュースの取材に対し、次のようにメールで回答した。
「ご指摘の特集は生成AIについての様々な意見、著作権などの問題点、活用法などを取材し、生成AIの現状を放送したものです。取材にご協力いただいたカーラ・オルティスさんには放送後に、改めて企画趣旨などについて説明させていただきました」
また、ニュースサイトの22日付記事については、オルティスさんから抗議を受けて載せたといった事実はないと説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
【#生成AI が教育現場でチャンスに?】#AI が作り出した画像に#著作権 を侵害されたとして、
— news zero (@ntvnewszero) May 16, 2023
アメリカでは集団訴訟に発展。
一方で、G7教育相会合で
「学習などに好機をもたらす」とされた
生成AI、どんな #チャンス が?#newszero #有働由美子 #落合陽一 #小野高弘 pic.twitter.com/S9hZZHTBFt