外国人がチケット買えず困っていた...投稿拡散から1か月 FC東京が英語版サイト開設、対応に称賛広がる

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   サッカーJ1のFC東京は2023年5月22日、外国人向けのチケット販売サイトを立ち上げた。

   1か月前には、チケットが買えずに困っている外国人がいたとして、対応を求めるサポーターのSNS投稿が拡散していた。迅速な行動に「素晴らしい」と評価する声が続々寄せられている。

  • 写真:YUTAKA/アフロスポーツ
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選手「FC東京っていうクラブも最高!」

   FC東京は22日、外国人向けに英語のチケット販売サイトを公開した。

   サイトでは、座席表やチケットの種類が英語で表記されており、ホームである味の素スタジアム(東京都調布市)の試合を対象に売り出す。

   1か月前には、チケット販売を巡る「苦情」が注目を集めていた。味の素スタジアムまで来たものの、ネットでの当日券の購入方法がわからず困っている外国人に遭遇したとするサポーターの投稿が拡散。代わりに購入してあげたとし、多くの人が観戦しやすい環境作りをクラブに要望していた。

   翌日には、ゴールキーパーの児玉剛選手が「外国の方がFC東京のチケット購入に困っていたと聞きました。『チケットのとりづらさ』を感じた事ある人いますか?」とツイッターで呼応し、「たくさんの人にスタジアムに来て欲しいから!」と願った。

   こうした経緯があったため、クラブの発表には「改善早い!」「ホスピタリティ向上に向けて迅速に取り組んでるのは本当に素晴らしい」「サポーターやってて良かった!いつまでも応援致します」と称える声が相次いだ。

   児玉選手も「外国の方が少しでもチケット取りやすくなれば最高!すぐに対応してくれるFC東京っていうクラブも最高!」と反応した。

目指すはインバウンド観客数JリーグNo.1

   クラブは25日、J-CASTニュースの取材に「かねてよりインバウンドに向けての取り組みとして検討してきたものである」と答えた。拡散されたツイートは認識しており、「しいていえば、スピードを早めるきっかけにはなった」という。

   クラブは今季から新たな経営ビジョンを掲げている。2026~28年までに「東京」を代表するクラブとしてのポジションを確立し、ゆくゆくはアジア、そして世界でも存在感のあるブランドを目指す。具体的には「リーグ優勝 & ACL(アジアチャンピオンズリーグ)常連」「観客動員数1位 & インバウンド観客数JリーグNo.1」「日本代表の輩出」を目標とする。

   クラブは今後の取り組みを「ホームページや発信の多言語化の取り組みについては、関係各所との連携し準備しています」と説明した。

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