最近10試合で7勝3敗と好調の巨人。最大6あった借金を完済して貯金1と上昇気流に乗っている。
その中で復活を待たれるのが、かつてのエース・菅野智之だ。今年はコンディション不良で開幕前にファームへ。復活が待たれるが、ファームでも現時点で登板していない。
「これはひどいかなと」
そんな菅野がグラウンド外の騒動を報じられ、大きな反響を呼んだ。デイリー新潮が2023年5月16日、「巨人・菅野智之が『迷惑なんだよ!』とスポーツ報知記者を怒鳴りつけた日 "投げないエース"の王様ぶりに周囲は呆れ顔」というタイトルで報道。記事によれば、ファームで調整中の菅野が、自身の動向を伝えたスポーツ報知の記事に激怒し、「勝手に復帰予定を書かれたら困る」と記者に当たり散らしたという。
スポーツ報知は公式YouTubeで18日に動画を公開。報道をめぐって事実確認を求める声が多く寄せられたといい、現場にもいたという担当デスクが「そんなわけないです」と一蹴した。記事では「記者にブチ切れ」などと表現されていたが、「そんなことで菅野投手は怒鳴らないです。そんなに(器は)小さくないです。じゃれあってたというか、その場の空気、ニュアンスが全く違う」と否定。「菅野投手もわれわれ報知新聞の記者も戸惑っていました」と語り、「誰がどう見たって違います」と重ねて否定していた。
あるスポーツ紙記者は、デイリー新潮の記事を見て驚いたと明かす。
「詳しいことは分かりませんが、菅野は記者を恫喝するような人間ではないですよ。イジリみたいなので記者に強い態度を取る時がありますが、周りの記者は冗談と分かっている。実際に菅野は報知に親しい記者がいます。菅野ではなく、報知をよく思わない他紙の記者がリークした可能性が高いですが、これはひどいかなと。実際に現場にいた記者に聞いたら『変な切り取られ方をされた菅野が気の毒ですよ』と話していました」
思わぬ形で話題になった菅野だが、マウンドで完全復活する姿をファンは心待ちにしている。