韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)が2023年5月25日、大リーグのオークランド・アスレチックスに所属する藤浪晋太郎投手(29)の特集記事を公開し、今季の投球を酷評した。
藤浪は今季5月24日時点で14試合に登板(先発は4登板)し1勝5敗、防御率12.69を記録。直近では5月23日(日本時間)のシアトル・マリナーズ戦でリリーフし2回2安打2四死球で3点を失い、チームは2-11で大敗した。
直球速度は大谷翔平と大差ないが...
同メディアはア・リーグ西地区の最下位に沈むアスレチックスの現状に言及し、2割の勝率を「凄まじい数字」と表現した。チームの低迷は打撃陣の不振もさることながら投手陣の不調が大きく影響していると解説した。
なかでも先発として期待された藤浪は、先発に適応することができず4月23日のテキサス・レンジャース戦以降、中継ぎに配置転換されたと指摘。中継ぎにまわっても投球内容に大きな改善はみられず防御率は依然として高い数字を記録しているとした。
不振の主な要因は制球難にあると強調し、ストレートの最高速度や平均速度は高校時代のライバルだった大谷翔平投手(エンゼルス、28)と比べても大差はないが、27回3分の2を投げて24個の四球を与えるほどコントロールに不安を抱えていると解説した。
記事では「この程度なら大リーグに残す理由がない」と厳しい論調で切り捨て、「オークランド(アスレチックス)でしか見られない大リーガーだ」と皮肉交じりに酷評した。
韓国メディア「スターニュース」(WEB版)は、先発、中継ぎの両方で結果を残せない藤浪の実力に疑問符を付けた。
高校時代、大谷翔平のライバルで大きな関心を集めた藤浪は、今季開幕後に4試合連続で先発ローテーションに入ったが期待に応えられなかったとし、大リーグに進出してなかなか不振の沼から脱出できないと解説。そして「果たして今シーズン大リーグでプレーし続けることができるのだろうか」と締めくくった。
アスレチックスは24日時点で50試合を消化し10勝40敗、借金「30」と低迷している。