元プロボクサーの飯田将成選手が、2023年5月21日に行われた1分1ラウンドルールの格闘技イベント「BreakingDown8」での、第30試合パク・ウォンシク選手との試合内容について、反省の弁を口にした。
「色々賛否があった試合だった」
飯田選手は同イベントの目玉企画「日韓対抗戦」の大将戦に出場し、HEATライト級第4代目王者のパク・ウォンシク選手と対戦。試合は2度の延長戦の末、飯田選手が3-2の僅差でからくも判定勝ちを収めた。審査員評は2-2の同数で、勝敗は会場のオーディエンスによる投票で決した。
しかし、互いに手数が少なく、決め手を欠いた試合内容に、ツイッター上では「塩試合」などと批判の声も上がっていた。
飯田選手は22日、公式YouTubeチャンネルに「応援ありがとうございました」と題した動画を公開し、ウォンシク戦について「色々賛否があった試合だった」と振り返った。
続けて「お互いカウンター待ちで、見合う時間が長かったので、最後まで攻めきれずちょっと手数が少ない展開になってしまった」と反省しつつも、「とりあえず無事に勝てて良かったです」と安堵の表情を浮かべた。
「一番は応援してくれてるみんなに勝つ姿を見せたいというのが大きかったので。負けたくない気持ちもあった」と、試合時の心境を語る飯田さん。「内容的には自分自身の実力を出せていなかったし、もちろん、ウォンシク選手も出せていなかったと思うし」と互いに消化不良だったとし、「そこはちょっと改善すべき点かなというか。自分の弱さも出ちゃったんで。もっと練習が必要だなと思いました。次やることがあったらもっと攻めて派手に倒したいですね」と話していた。
「再戦もあると思います」」
なお、飯田選手は試合後、ウォンシク選手に「もう一回戦いましょう」とDMを送付したところ、快諾の返事をもらったといい、「韓国でやるのか、『BreakingDown』でやるのかわからないですけど、お互いその気持ちが強かったら再戦もあると思います」と、再戦の可能性を示唆した。
さらに、「『BreakingDown』はあと1~2回出るか出ないかだと思います。これは結構前から決めてて。ファンの人たちの声を大事にしていきたいなというのがあって」と話す場面も。そして最後は、ファンに対し「試合前にたくさんの方々からメッセージをいただいて、自分の励み、支えになりました。ありがとうございます」と感謝していた。