韓国に渡った元NPB選手、今季2度目の2軍落ち 低調なら「放出は避けられない」現地メディア報道

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   韓国プロ野球リーグのハンファ・イーグルスに所属するブライアン・オグレディ外野手(31)が2023年5月20日、打撃不振のため出場選手登録を抹消された。2軍降格は4月23日以来、今季2度目で複数の地元メディアが「放出」危機を報じている。

   今季は22試合に出場して打率.125、本塁打ゼロと不振が続いている。韓国リーグ全10球団の外国人野手の中で唯一本塁打がない。5月13日に1軍に復帰してからは、17打数2安打9三振だった。

  • オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

三振率は歴史的不名誉な記録

   地元メディア「OSEN」(WEB版)は「放出か復活か...オグレディの命運」などのタイトルで記事を公開。ここまでの成績を振り返り、ハンファ・イーグルスのチェ・ウォンホ監督(50)のコメントを紹介した。

   記事では、打率に加え出塁率も.174と低く、出塁率と長打率を足したOPSは.337であると指摘。さらに86打席中40個の三振を記録しており、打席当たりの三振率は46.5%に達し歴史的不名誉な記録であると強調した。

   チェ監督は「このような結果ではオグレディをずっと出場させにくい」とし、「今回は2軍で結果を見せなければならない」と明かしたという。前回4月23日に2軍に落ちた際、2軍での打率は.179と振るわなかった。

   通信社「聯合ニュース」(WEB版)は、「前回2軍で残したような成績ならば放出は避けられない」と厳しい論調で現状を伝えた。そしてハンファ・イーグルスはオグレディと交代する選手が見当たらず二重に苦労していると解説した。

   デイリースポーツ韓国(WEB版)は、今季2度目の2軍行きはすぐの放出を意味するものではないが、時間があまりないのは事実だとし、今季躍進を図るチームにとって外国人打者の役割は切実だと解説。そして、オグレディがどれだけ早く本来の技量を見せてくれるかがカギであるとした。

   オグレディは昨季西武で123試合に出場し15本塁打、46打点を記録。一方で打率は.213と低く、三振は129個。打率は規定到達選手の中で最下位だった。ハンファ・イーグルスは日本球界で記録した15本塁打を高く評価して獲得。地元メディアによると、1年総額90万ドル(約1億1800万円)で契約した。

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