「お好み焼き外交」でレシピ閲覧数が倍に! オタフクソース社明かす反響、英首相登場の舞台裏も

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   主要7カ国首脳会議(G7サミット)を受け、「お好み焼き」が世界で注目されている。「しょっぱいパンケーキ」「炭水化物たっぷりの屋台の食べ物」などと紹介され、英国のリシ・スナク首相のお好み焼き作りは国内外で話題となった。

   国際メディアセンター(IMC)などに「お好み焼き士」を派遣したオタフクソース社(広島市)も手ごたえを感じており、地元のソウルフードを海外に広めたい考えだ。

  • スナク氏のツイッターより
    スナク氏のツイッターより
  • スナク氏のツイッターより

「地域間の激しい競争の対象でもある」

   G7サミットでは、お好み焼きが「広島の味」としてキーワードとなった。

   岸田文雄首相夫妻主催の社交夕食会、日韓首脳夫人の昼食会、IMCなどで各国の要人や記者に振る舞われ、ソウルフードを知ってもらうきっかけとなった。アメリカのエマニュエル駐日大使は広島県知事らとお好み焼きを食べる様子をツイッターに投稿し、「温かいおもてなしとご親切に感謝申し上げました」と日本語と英語で報告した。

   会期前には、一般財団法人「お好み焼アカデミー」がG7各国をイメージしたお好み焼きを披露し、業界も盛り上げに協力した。

   こうしたイベントを受け、海外では「炭水化物たっぷりの屋台の食べ物」(英ガーディアン)、「廃墟から街を再建する広島の人々とともに進化してきました」(印ファーストポスト)などと紹介された。

   ロイター通信は「スナク首相は広島のしょっぱいパンケーキのファンになった」と報じ、お好み焼きの名前の由来やレシピ、日本食での立ち位置を紹介。「米国での薄い生地のピザかシカゴスタイルの厚い生地かをめぐる議論と同様、地域間の激しい競争の対象でもある」と、広島と大阪の対決構造にも着目した。

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