「総理、逃げるんですか!」→「一言だけ答えよう、じゃあ」 岸田首相が異例の答弁、3分30秒で何を語ったのか

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ドイツ、英国のG7議長国会見は...?

   安倍信三元首相が首相官邸で開いた会見では、記者の求めに応じて追加の質問を受けたことがある。20年3月14日には

「答えられないんですか?」
「こんなので記者会見って言えるんですか?」

といった声があがり、同6月18日の会見では

「外国メディアが当たっていません」

という求めに応じた。

   ただ、日本が前回議長国を務めた16年の伊勢志摩サミット後の議長国会見は約32分。日本メディアと外国メディアから2問ずつ質問を受けた。日本政府が国際会議や首脳会談後に開く首相会見では、この運用が慣例化している。

   ただ、日本以外が議長国を務めた際の記者会見は様相が異なる。22年の独エルマウサミット後の会見は43分30秒ほど。15分近くにわたって冒頭発言があり、11人が質問した。9人が質問し、会見開始から38分が経過したところで司会者から「あと2問」のアナウンスがあり、さらに2人の質問に答えて終了した。

   21年の英コーンウォールサミットの会見は37分ほど。冒頭発言は7分ほどで、残る30分で7人が質問した。答弁を受けて追加質問をする記者や、答弁を遮ってマイクなしで反論する記者もいた。質問した大半が英メディアの記者で、米国のニューヨーク・タイムズ記者が質問冒頭に「国外の記者も(質問できる記者の)リストに加えてくれたことを感謝したい」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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