3年ぶりに、新型コロナウイルスに関する規制が緩和された2023年のゴールデンウィーク。久々に海外旅行に行ってきたという方も多いのではないでしょうか。Twitterでは、海外で遭遇した思わぬトラブルに関する体験談がよく話題になります。
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいでわかる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」、今回は「海外旅行のトラブル」に関する話題を掘り下げます。
「屋台メシは絶対食べるな」ガイドが放った強烈な一言
海外旅行でのトラブルの中でも鉄板のネタと言えるのが、「現地の食事や水にあたってお腹を下すこと」です。
あるTwitterユーザーが約15年前に中国の北京を旅行した際、旅行ガイドに「屋台メシは絶対に食べるな」と言われたというツイートが話題を呼びました。
15年前に北京に行った時、ガイドに『屋台メシ絶対食べちゃだめ、中国人は良いんだ俺たちは毒に強い』って言われた→皆さんの腹下しエピソード集まる - Togetter
ガイドさんは自身も屋台飯を手にしているにも関わらず、この言葉を放ったそう。投稿者がガイドさんに「(現地の人は)みんな食べてるじゃん!」言ったところ、「中国人は良いんだ中国人は、こんなこと言いたくないけど俺たちは毒に強い」と自虐交じりの返答が。
このツイートに対して「大陸の水は質が違います。生ものは果物も含めて避けた方が無難」「台湾の屋台の店員さんが、テントから滴ってくる雨水で手を洗ってるの見て察した」 「海外暮らししていた中国人でも、帰って屋台メシを食べるとおなか壊すと言ってた」など、渡航先での屋台飯の怖さを知る人から共感の声が多数寄せられました。
一方で「全然平気だった」「3日経てば慣れる」といった声もありました。
モンゴルでの「フライト消滅」が拡散された結果...
2023年5月のGW終盤に、モンゴル旅行で衝撃的なトラブルに巻き込まれた人のツイートが大きな注目を集めました。
そのトラブルとは「モンゴルからの帰りに予約したはずの成田行きのフライトが突然消えた」というもの。Eチケットも発券済みというのに、空港の掲示板には乗るはずの便がなかったのだとか...。
空港職員「そんなフライトは無い」...!? 3月には取れてたアエロモンゴリア→成田便がフライト情報ごと消失! - Togetter
投稿者が航空会社の職員に尋ねても「I don't know that flight(そんなフライトは知らない)」と取り付く島もなかったため、やむなく自費で別ルートの便の航空券を買い直して帰国したそうです。
ツイートは、同情の声と航空会社の対応への疑問の声とともに広く拡散され、日本国内にとどまらずモンゴルまで届きます。モンゴルのTwitterユーザーからは「どうしてそんな無責任で失礼なことができるの!!恥ずかしい」といった怒りの声が上がり、さらに現地のメディアで一連の事態が報道されるまで発展しました。
モンゴルで成田行きの便が消失した人、本土まで波及し航空会社CCOから直々に返金メッセージが届く「Twitterってすげぇ」 - Togetter
投稿者によれば、騒ぎを受けて、最終的には投稿主宛てに航空会社のCCOから直々に「フライト料金を返金、もしくはもう一度当社の便を使ってモンゴルに招待する」という旨のメッセージが届く展開に。
Twitterでは海外旅行のトラブルネタは拡散されやすい傾向にあるとはいえ、一人のユーザーが遭遇したトラブル報告が、他国の企業を動かすほどの事態にまで至った例はかなり特殊といえるでしょう。改めて、Twitter発信の影響力を実感する事例です。
「世界最強のパスポート」である安心感
海外旅行のトラブルの事例が多く拡散される一方、日本のパスポートが持つアドバンテージについてもたびたび話題になります。
英コンサルタント会社のヘンリー&パートナーズは、ビザの事前取得なしに渡航が可能な国・地域数で各国のパスポートのグローバル度を測る「パスポートインデックス」という調査を毎年行っています。
2023年1月の同調査で日本のパスポートが5年連続世界1位に格付けされた、という報道が出ると、Twitterでは「日本のパスポートを手放したくない一番の理由はこれ」「こんな信用度高いのにみんな海外行かないのもったいないぜ」といった反応とともに拡散されました。
【恒例】日本のパスポート、5年連続「最強」 ビザ無し訪問が可能な都市が最多→「でも海外に行く時間も金も無い...」 - Togetter
また日本のパスポートに書かれている外務大臣名義の保護要請文が、「あまりにも心強い」と話題になったことも。
パスポートに書いてあるこの文章があまりにも心強くて好きすぎる「日本は世界最強のパスポートなのでこの文言の通用力が段違い」-Togetter
日本のパスポートが「世界最強」の信頼度を誇るからこそ、「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する」の一文に海外渡航の不安が軽減された、という反応が多数上がっています。
Twitterでは、海外旅行についてタイムリーな情報が多く投稿される傾向がありそうです。見るだけで有益な情報も多い上に、時にはトラブルに巻き込まれたことをツイートすることで解決したという事例もあるので、海外旅行の前に情報収集したり、トラブル発生時に似た事例がないかTwitter上で検索してみたりするといいかもしれませんね。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。
【まとめ一覧】
15年前に北京に行った時、ガイドに『屋台メシ絶対食べちゃだめ、中国人は良いんだ俺たちは毒に強い』って言われた→皆さんの腹下しエピソード集まる - Togetter
空港職員「そんなフライトは無い」...!? 3月には取れてたアエロモンゴリア→成田便がフライト情報ごと消失! - Togetter
モンゴルで成田行きの便が消失した人、本土まで波及し航空会社CCOから直々に返金メッセージが届く「Twitterってすげぇ」 - Togetter
【恒例】日本のパスポート、5年連続「最強」 ビザ無し訪問が可能な都市が最多→「でも海外に行く時間も金も無い...」 - Togetter
パスポートに書いてあるこの文章があまりにも心強くて好きすぎる「日本は世界最強のパスポートなのでこの文言の通用力が段違い」-Togetter