「もう限界」地域おこし協力隊で何が起きたのか...市は「あえてコメントしない」 本人が指摘する本当の問題点

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動画に対する団体側の見解

   2023年2月中旬、団体の代表を含む3人がJ-CASTニュースの取材に応じた。8月に開かれた会議で「君の存在はこの地域の何のためにもなっていない」などと発言したと、動画で言及された4人のうちの3人だ。

   1人は、男性について「4月頃から我々の作業に参加しなくなったんですけど、その理由は分からないんですよ。突然来なくなって」と話す。

   8月に行われた会議までの約4か月間、男性とは全く話していないという。男性ら家族が新しい赤ちゃんを迎える時期と重なっていたこともあり、団体側から連絡するという対応は取らなかったとしている。

   動画で言及された会議での発言に対しては、どのように考えているのか。

   「我々の活動に協力しないなら協力隊を辞めてもらう」という発言に対し、3人は「我々の仕事に参加しないなら、あなたは私たちの会には必要ないということになりますよ」と言ったが、協力隊を辞めてもらうとは言っていないと主張した。

   そもそも団体側には協力隊を辞めさせる権利はないとし、会議の最後では「10日に1日でも、私たちと一緒に仕事できませんか」と提案したと話す。しかし、それは男性に拒否されたという。

   「君のような人がいると次の協力隊が我々の言うことを聞かなくなる」という発言については、ニュアンスは異なるけれども似たことは話したという。「我々の仕事に全然参加せずに、自分勝手なことをされて、次の人も同じようになったら我々も困るよ」という意図だったと説明している。

   3人は、男性の活動に対して疑問を抱いていた。協力隊の仕事場は公民館だが、男性は自宅で仕事をしていたため、活動内容が不透明だったという。また、男性のYouTube活動には地域の名前が出ていなかったといい、地域活性化に繋がっていないと指摘した。

「フリーミッションというけれど、全く何でも好きなことをやってもいいというわけではないし、地域の活性化という趣旨があるので、活動の8割もそのために行うと思うんです」

   「君の存在はこの地域の何のためにもなっていない」や「我々が地域の代表だから」という発言についても、3人は「言っていない」と否定している。

   野焼きによる通報や農具がばら撒かれていた件については、団体とは関係がないと3人は話す。

   1人は、今回の件について次のように話した。

「閉鎖的に『これせんかい』と言った覚えもないし、ある程度自由にやってもらっていました。私たちがそんなに悪いことしたんですかっていうのもありますよ」

   団体の事業が改善していないという動画の指摘は認めつつも、地域の特産品として育てたり、地域おこし協力隊が食べていけるようにしたりする目的で事業を行っていると説明している。

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