韓国プロ野球リーグのKTウィズに所属するカン・ベクホ外野手(23)の怠慢プレーを複数の地元メディアが厳しく批判した。
KTウィズは2023年5月18日にソウル市の蚕室野球場でLGツインズと対戦し5-9で敗れた。1回に1点を先制するも3回に逆転を許した。4回に2点を追加し3-2とし試合をひっくり返したが、5回に大量6点を失い万事休す。今季24敗目を喫しリーグ最下位に低迷している。
「致命的なボーンヘッド惨事」
問題視されているのは5回裏のカンのプレーだ。無死1塁の場面でキム・ヨンス外野手(35)がライト前にヒットを放った。ライトの守備に入っていたカンは球を捕球すると2塁に返球した。地元メディアによると、カンの返球は放物線を描く緩やかなもので、この間に1塁走者が一気にホームを陥れた。
このプレーを機にこの回6点を失いビッグイニングを作られた。
地元メディア「OSEN」(WEB)は「WBCのセレモニーを忘れたか...また誠意のないプレー」などのタイトルで記事を公開。「カンは2ヵ月ぶりに怠慢なプレーで失望させ、所属チームに迷惑をかけた」と厳しい論調で批判した。
さらに、当時「見せてはいけないプレーだった。選手として成長する」と約束したが、これは虚言だったと酷評した。
スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、カンのプレーを「衝撃的なボーンヘッドだった」とし、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では歓喜の「セレモニー」で恥をかいたと指摘。スターニュース(WEB版)は、「カンの致命的なボーンヘッド惨事」と伝えた。
地元メディアが今回のボーンヘッドと重ね合わせるのが23年3月に開催されたWBCでの「プレー」だ。1次ラウンドのオーストラリア戦で1点ビハインドの7回に代打で登場し、左中間フェンスを直撃する2塁打を放った。カンは味方ベンチに向けて右腕を上げガッツポーズを作って見せたが、その際に右足がベースから離れタッチアウトになった。