井上尚弥が「1番やりにくい」相手とは? 具志堅用高氏が挙げた、2つの意味で「怖い」元世界王者

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「プロモーターが怖くて呼べない」

   さらにスタッフが「(現在の)チャンピオンよりもそっちの方が?」と問うと、具志堅氏は「(ネリ、カシメロ共にボクシングスタイルが)荒っぽいから怖いのね。やりづらいと思う」と説明した。

   ネリとカシメロを「怖い」と評する一方で、両者の過去の行動から井上との対戦は現実的でないとの考えを示した。

   ネリは17年8月にWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)に挑戦しTKO勝利で王座を奪取するも試合後にドーピング疑惑が浮上。18年3月の再戦ではネリが前日計量で体重を超過して王座をはく奪された。事態を重く見た日本ボクシングコミッション(JBC)はネリに対して日本における無期限の活動停止処分を科した。

   カシメロも過去に計量に関するトラブルがあった。21年12月には世界戦の前日計量をウイルス性胃腸炎を理由に欠席し試合が中止になった。22年4月には英国で予定されていた世界戦の直前にサウナを使用して減量を行ったことが発覚。これが英国ボクシング管理委員会のガイドラインに抵触し試合が中止になった。

   具志堅氏はネリ、カシメロの過去の行動を振り返り、「2人は日本に呼べないと思う。プロモーターが怖くて呼べない」と指摘した。

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