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韓国に渡った元NPB選手は「精度もパワーも期待以下」 打率.122、本塁打は依然ゼロ...地元メディア酷評連発

   韓国プロリーグのハンファ・イーグルスに所属するブライアン・オグレディ外野手(31)が2023年5月16日に行われたロッテ・ジャイアンツ戦に「7番・レフト」で先発出場し、2打数無安打2三振に終わった。今季は20試合に出場して打率.122、8打点を記録し、本塁打ゼロが続いている

  • オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • オグレディ選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

いざシーズンが始まると存在感はない

   地元メディアによると、韓国プロリーグ全10球団に所属する外国人助っ人のうち5月16日時点で本塁打ゼロはオグレディだけだという。打率の低さに加え三振数が多く、80打席で36個の三振を記録しており、打席当たりの三振率は45パーセントに達する。

   オグレディは開幕から不振が続き4月23日に2軍落ちした。5月13日のSSGランダースとの第2戦に復帰し「6番・レフト」で先発して4打数1安打を記録。続く14日の第3戦は「5番・レフト」で先発するも5打数無安打3三振に終わり打率を.125まで下げた。復帰3試合目となる16日は、監督がオグレディの精神的負担を減らすため打順を7番に下げたが効果はなかった。

   地元メディア「ニューシス」(WEB版)は5月17日にオグレディの特集記事を公開。「精度もパワーも期待以下」などのタイトルで記事を展開し、主砲として期待されたオグレディの低迷ぶりを酷評した。

   同メディアは、ハンファ・イーグルスは昨オフ、オグレディ獲得にあたり「本塁打を20本以上期待できるパワーヒッタータイプの右投げ左打ちの外野手」と紹介したが、いざシーズンが始まるとオグレディの存在感はないとした。

「1軍選手とは思えない成績」

   そしてハンファ・イーグルスは4月の勝率は2割6分1厘と低迷したが、5月に入って6割を維持しているとし、オグレディはこのようなチームの良い流れに乗れず依然としてチームの最大の弱点となっていると厳しい論調で伝えた。

   オグレディの低迷ぶりは、ニューシス以外の複数の地元メディアが報じている。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「今シーズンのハンファ・イーグルスの最大の悩みはオグレディの打撃だ」とし、「1軍選手とは思えない成績」と指摘。OSEN(WEB版)は、1軍昇格後3試合連続で打撃不振で「不振トンネルに終わりが見えない」と伝えた。

   オグレディは昨季西武で123試合に出場し15本塁打、46打点を記録。一方で打率は.213と低く129個の三振を記録。打率は規定到達選手の中で最下位だった。ハンファ・イーグルスは日本球界で記録した15本塁打を高く評価して獲得。1年総額90万ドル(約1億1800万円)で契約した。