「ボタンの運用をお願いした従業員に、一方的な言動をされたものと推察」
この動画は、2分強あり、2023年5月14日にツイッターで取り上げられた。それ以前は、TikTokに投稿されていたとみられるが、いつどこの店舗で撮られたかは不明だ。
ツイッターやまとめサイトで転載されるなどして動画が拡散し、様々な意見が書き込まれている。「機械的なマニュアル接客に怒る気持ちも分からんでもない」と男性に理解を示す向きもあったが、「店側のルール守らないといけない」「なんでこんなに怒ってんのかな」「これは店員さんお気の毒...」と店に同情的な声も続出している。店は、レジのドアを蹴られるなどしたため、警察に被害届を出すべきではないかとの指摘もあった。
年齢確認を巡っては、明らかに20歳以上である場合もタッチパネル対応が求められることから、導入当初などにレジでトラブルになったケースもいくつか報じられた。今回のトラブルは、どのような背景があるのだろうか。
セブン-イレブンを運営するセブン&アイ・ホールディングスの広報センターは16日、J-CASTニュースの取材に対し、投稿された動画を確認して認識しており、「店舗については現在、確認中です」と答えた。そのうえで、トラブルになった状況については、こう見方を示した。
「どのような状況であったかは、動画の内容から、年齢確認においてボタンの運用をお願いしたことに対し、従業員に対して一方的な言動をされたものと推察いたします。セブン‐イレブンでは、外国のお客様に限らず、ハラスメント行為におよぶお客様から店舗従業員を守る必要性があることから、警備会社や警察と連携できるシステムをはじめ、店舗での対応ガイドラインを制定し、店舗へご案内しており、今後、店舗へのさらなる周知徹底に努めてまいります」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)