「軽はずみにやって亡くなってしまう可能性がある」
運航会社の管理部長は、ロープにまたがっていた人物が「どうやって陸に戻ったのか心配です」と話し、ロープの危険性を強く訴えた。
「今回は緩んでいる状態でしたが、張っている状態で、風が強かったり波が強かったりしたときには、人が亡くなってしまうほどの衝撃を引き起こすことがあります。 極めて危険な行為だと思いますし、軽はずみにやって亡くなってしまう可能性があり心配です。この危険性は、よく知ってほしいと思います」
張力のかかった状態のロープは、破断すると大きく跳ね返ってくる「スナップバック」現象を引き起こすことがあり、重大事故につながる可能性がある。
国土交通省の外局・運輸安全委員会でも2012年8月、運輸安全委員会ダイジェストで死亡事故の事例を紹介していた。