「真に対等になっていくことが重要だと思います」
11日の「復唱シーン」の前には、万太郎が植物標本を雑草と言われたことに対し、「雑草ゆう草はないき。必ず名がある!」「どの草花にも必ず、そこで生きる理由がある。この世に咲く意味がある......必ず!」といったセリフが飛び出していた。これを踏まえて、木俣氏は万太郎と竹雄の関係性がどうなっていくかについて、
「植物を例えにして、人間は皆、平等ということが大きなテーマになっているように感じるドラマなので、真に対等になっていくことが重要だと思います」
と、その方向性を予想。あわせて、竹雄については以下のようにも指摘した。
「まだ少し万太郎の世話することに依存している印象もあるので、お世話すること以外に自分がやりたいことを見つけ、自立するところまで描かれたらいいなと思います」
前述の通り、16日の放送まで竹雄は万太郎を「若」と呼ぶことをやめていないが、木俣氏は「若」という呼び方が残っていることにとらわれる必要はないと指摘する。
「立場ではなく、お互い、遠慮しないで意見を言い合えることが大事なのではないかと思います。昔ながらの主従関係は完全に払拭できないけれど、『若』と言いながら、今回の『峰屋は若の財布じゃない』というように強気でたしなめるという逆転現象があることが、真に対等であると感じさせる上に、面白いのではないでしょうか」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)
『峰屋は若の財布じゃない』
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 11, 2023
納得いかない様子の万太郎を、きっちり教育する竹雄????#朝ドラらんまん#神木隆之介 #志尊淳 pic.twitter.com/TfppD6SUAF