巨人は中継ぎ陣を立て直せるのか 「昨オフのツケ」元コーチが指摘「ある程度予測できたと思う」

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「昨年からプラスのものがみえてこない」

「昨シーズンの敗因を分析すればピッチャーを補強しなければいけないというのは明らかでした。残念ながら昨オフはそこにあまり手が加わらなかった。それが大きなツケとして回ってきている。今は必死にそこの整備に回っている状況。ある程度予測できたとは思いますが、昨年からプラスのものがみえてこない」

   開幕から1ヵ月以上が過ぎ5月30日にはセ・パ交流戦が開幕する。巨人はどのようにして投手陣を立て直してくるのか。

   橋上氏は「補強を含めて今シーズンどのような見通しを立てていたのか。見通しが甘かったことは否めない」と指摘し、今後の展開に関して「トレードでの補強は十分にあるでしょう。中継ぎ陣の強化というのは今後浮上していくためには一番のポイント。急務だと思います」との見解を示した。

   中継ぎ陣が不安定な中、中川皓太投手(29)が5月15日に育成から支配下登録された。スポーツ紙などの報道によると17日にも1軍に昇格する見込みだという。19年からリリーフの柱として活躍したが、昨季は腰痛の影響などもあり1軍での登板はゼロに終わった。今季は2軍で調整を続けていた。

   橋上氏は「ひとつの救いはここかもしれません」とし、「ただブランクがあるので故障前と同じものが出せるかというのは不透明です。見切り発車でなければ良いと思います。中川投手がダメだったら手の内がなくなる感じですから。首脳陣にしてみればなんとか救世主になってくれと思っているでしょう。首脳陣が描いているのは大勢投手の前の8回だと思います」と解説した。

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