「らロひレ ロチ てロチチモモ」――。あるツイッターユーザーがタイのコーヒー店で見つけた「謎の文字列」が話題を呼んでいる。ひらがなやカタカナを交えた、一見暗号のような文章だが、その解読法に「面白い!」「この発想はなかった」などの声が聞かれている。
タイ人妻が「30秒で解読」
写真を投稿したのはタイ在住のふぁんでー(@fandee)さん。2023年5月7日にタイの首都・バンコクから南西に約70キロ離れたサムットソンクラーム県にあるカフェ「SoulZen Cafe」に入店し、冷たいコーヒーメニューを注文した。すると、受け取ったコーヒーカップには平仮名やカタカナを用いた風変わりな文字が印字されていた。
らロひレ
ロチ てロチチモモ
謎の文字列を目にしたふぁんでーさんは、5月12日の取材に「日本語のようで読めない異世界語」に見えてしまったと振り返る。カップに刻まれた文字の読み方をめぐり、ツイッター上では「チチモモ。。。?」「ダメだ解読しようとすると熱が上がる」「どう頑張っても読めましぇん...」と、頭を悩ませるユーザーが続出した。
ふぁんでーさんがタイ人の妻にカップを見せると、なんと、たったの30秒ほどで解読したという。正解は「SOUL OF COFFEE」。それぞれの文字を、形がよく似たアルファベットの文字に置き換えると読める、というからくりだったのだ。
答えを知ったユーザーからは「面白い!」「この発想はなかったなぁ...」と納得の声が相次ぎ、「日本人には読めない」「平成に(ちょっとだけ)流行ったギャル文字を思い出す」(編注:文字を分解し、別の文字に置き換えて遊ぶ手法)などの声もあった。
ふぁんでーさんによると、実はタイでは、今回のコーヒーカップのように、日本語をアルファベットに置き換えたフォントが浸透しているという。中でも、タイのコンビニに売られている「LIME SALT」という商品のパッケージに「ムエポヨ ラタムナ。」と書かれていることは「在タイ日本人の間では有名」だとした。