ジャニー喜多川氏の性加害疑惑「知らなかった」 ジャニーズ社長謝罪に著名人疑問「赤の他人ムーブ」「ありえない」

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   ジャニーズ事務所創業者として知られる故ジャニー喜多川氏による少年らに対する性加害疑惑について、藤島ジュリー景子社長が2023年5月14日、公式サイトで謝罪した。

   SNSでは、本件をめぐる事務所の対応について、著名人らからも疑問の声が上がっている。

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  • ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長
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「問題がなかったとは一切思っておりません」

   喜多川氏による性加害疑惑をめぐっては、英BBCが3月にドキュメンタリーで報じたほか、元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんが4月12日に東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を開いていた。

   そうした中5月14日、藤島社長自ら顔出し動画を公開し謝罪した。疑惑に関し「問題がなかったとは一切思っておりません」との認識を示す一方、「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく、さらには憶測による誹謗中傷等の二次被害についても慎重に配慮しなければならない」としている。

   藤島社長自身は「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」といい「長らくジャニーズ事務所は、タレントのプロデュースをジャニー喜多川、会社運営の全権をメリー喜多川が担い、この二人だけであらゆることを決定していました。情けないことに、この二人以外は私を含め、任された役割以外の会社管理・運営に対する発言は、できない状況でした」「本件を含め、会社運営に関わるような重要な情報は、二人以外には知ることの出来ない状態が恒常化していました」と説明。「私自身その異常性に違和感を持つことができなかったわけで、ただただ情けなく、深く後悔しております」としている。

   再発防止のため、外部の協力も得ながらコンプライアンス委員会を設置したほか、社外取締役を迎え入れて「経営体制を抜本的に見直す」ため人選を進めているという。一方、本件で第三者委員会による調査はせず、告発者や今後の相談希望者のために外部窓口を月内に設ける方針だとした。

   今後の対応を含めたジャニーズ事務所の姿勢について、SNSでは「被害者が求めてるのは、謝罪は勿論だろうけど、申し訳なさの演出ではなく、今後具体的にどうしていくか、ではないのだろうか」「具体的に起きた事実とか被害者に対する補償の話とか、具体的な情報が全くなかった」などとする疑問の声が上がっている。

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