韓国プロリーグのハンファ・イーグルスに所属するブライアン・オグレディ外野手(30)の打撃不振が続いている。2023年5月14日に行われたSSGランダース戦に「5番・レフト」で先発し5打数無安打で打率を.125まで下げた。今季は19試合に出場し、期待された本塁打はゼロと振るわず絶不調に陥っている。
「復活するか、それとも帰国するかに注目」
今季は開幕から打撃が低迷し4月22日時点で打率.127、本塁打ゼロ、8打点だった。地元メディアによると、23日に2軍落ちして2軍戦で調整を続けるも打率1割台と振るわず、加えて風邪をひくなどして1軍昇格が大幅に遅れた。
5月11日に1軍に合流し、13日のSSGランダースとの第2戦にスタメン出場した。4打数1安打を記録し首脳陣を安堵させたが、14日の第3戦では快音は聞かれず無安打に終わった。
5月7日に公開した記事でオグレディを「期待外れ」と酷評したスポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は15日にオグレディの特集記事を組んで現状に言及した。
「ホームランゼロ、打率.125 90万ドルオグレディへの我慢はどこまで?」とのタイトルで記事を展開した。ハンファ・イーグルスは極度の不振に陥っているオグレディにどこまで我慢できるか。オグレディは復活するか、それとも帰国するか注目されるとした。
チェ監督「練習の時は良かったが...」
同メディアが同日に公開した別の記事では、ハンファ・イーグルスのチェ・ウォンホ監督(50)のコメントを紹介した。
チェ監督は「2軍に落ちた時は打撃のバランスが悪かった。前足に体重移動ができていなかった。2軍の打撃コーチと課題を修正している過程で1軍に上がった。練習の時は良かったが試合でその良さが出なかった」と振り返った。
オグレディは昨季まで日本プロ野球の西武に所属し、22年オフに韓国に活躍の場を求めてハンファ・イーグルスに移籍。西武では123試合に出場し15本塁打、46打点を記録するも打率.213は規定到達選手の中で最下位だった。
ハンファ・イーグルスは日本球界で記録した15本塁打を高く評価し打撃が課題のチームの大砲として期待した。複数の地元メディアによると、1年総額90万ドル(約1億1800万円)で契約したという。