韓国代表選手に「WBC後遺症」 リーグで故障者続出、21歳右腕も靱帯損傷で今季絶望...現地報道

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   韓国プロ野球KTウィズに所属するソ・ヒョンジュン投手(21)が右肘の靱帯を損傷したと複数の地元メディアが2023年5月11日に報じた。朝鮮日報(WEB)によると、5月10日に行われたNCダイノス戦の登板中に右肘の痛みを訴え途中降板。検査の結果、右肘靱帯損傷の診断を受けた。今後手術を受ける予定で今季は絶望だという。

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

5月1日には3選手が戦線離脱

   ソは国内リーグの有望株で3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出場し、1次ラウンドのオーストラリア戦と中国戦に登板。韓国は初戦のオーストラリア戦敗退が響き2勝2敗で1次ラウンド敗退し、代表選手は3月14日に帰国してそれぞれの所属チームに合流した。

   今季韓国リーグではWBC代表の故障者が続出している。

   今回右肘の靱帯を損傷したソは、開幕早々の4月2日の試合中に右腕の筋肉を痛めて出場選手登録を抹消された。5月3日に1軍に復帰したばかりだった。LGツインズのオ・ジファン内野手(33)は脇腹を痛めて4月7日に戦線離脱。WBC期間中に左ふくらはぎを痛めていた起亜タイガースのナ・ソンボム外野手(33)は開幕に間に合わなかった。

   5月1日にはWBC代表の3選手がそろって戦線を離脱した。抹消されたのはLGツインズのコ・ウソク投手(24)、NCダイノスのイ・ヨンチャン投手(34)、TKウィズのパク・ビョンホ内野手(36)。コとイは抑え投手で、パクはWBCで代表の4番を任されたスラッガーだ。

厳しいスケジュールも要因か

   コは腰に違和感を訴え、イは疲労蓄積。パクは左太ももの裏の筋肉を痛め精密検査を受けた結果、「3週間程度の治療が必要」と診断されチームを離脱した。

   国内リーグでWBC代表の故障者が続出している要因について地元メディア「スターニュース」(WEB版)は独自分析し、5月11日に特集記事を公開した。

   記事では、通常はシーズンの開幕に合わせて調整するが、WBC代表チームに選出された選手たちは1次ラウンドに合わせて例年と比べて早く調子を上げたと指摘。これにより通常のペースを保てなくなった一部の選手に後遺症が見られると主張した。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB)は5月2日に公開した記事の中で故障者が続く要因を分析。米国、韓国、日本を行き来する厳しいスケジュールの中で大会を終え、国内リーグのシーズンに入って体調を維持することができなかったことを理由に挙げた。韓国代表は大会前に米国アリゾナ州で強化合宿を行い、帰国後すぐに来日した。

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