今の心境は「わっぜ、話題になっちょっせ、ひったまがったが」
アプリのこだわりの1つはアイコンだ。ひらがなの「へ」に煙を描くことで桜島を表現している。
「最初は桜島中心の地図っぽいアイコンなども考えていたのですが、『へ』って山っぽいな。山っぽいなら煙を描けば桜島になるな。といった感じです」
このほか風向きや天気を分かりやすく表示したり、アプリの通知時間帯を設定できるようにしたり、工夫を重ねている。
「噴火や爆発についてはおそらく地元の人でもそこまで詳しい情報は必要ないのかと思います。 しかし、住んでいる方にはわかると思うのですが、空振や爆発音も離れていても聞こえたりするので、どれくらいの規模だったのかというのをいざ情報として見てみると新たな発見があるのではないかなと思います」
噴火頻度が高いため、夜や休日は通知を切ることも可能だ。現在寄せられているユーザーからの要望に対しては「できる範囲で実装していきたいと考えてます」と意気込む。またAndroid向けにもアプリを配信できるようにしたいという。
アプリが注目を集めたことについては、「わっぜ、話題になっちょっせ、ひったまがったが」とコメントする。鹿児島弁で「すごく話題になって、とても驚いております」という意味だ。
「インストールするしないに関わらず、『面白い!』と言う声が多くて、自分の作ったアプリで誰かに楽しいと思ってもらえるのはすごく嬉しいです。翻訳班が出ているのには、私も笑いました。鹿児島弁はかなり難しいので、聞くのも見るのも新鮮じゃないかなと思います。 自分の作ったアプリで誰かが笑顔になったということ、皆さん各々で楽しんでいただいているので作ってよかったなと思いました」
渡部さんは鹿児島について「食べ物も美味しいですし、生の火山を見ることもできます。皆さんにも、ぜひ生の鹿児島弁を味わってほしいです」と魅力を述べた。