西武・山川穂高が知人女性に性的な暴行を加えたとして被害届が出されていると、「文春オンライン」が2023年5月11日に報じた。
文春報道によると、山川は昨年に20代女性の下半身などにけがを負わせ、警視庁から事情聴取を受けたという。記事の見出しでは「強制わいせつ致傷で捜査中」などとも伝えている。
「刑事事件で立件されるとなれば...」
プライベートでのトラブルが影響しているのか、今年の山川は精彩を欠いている。
右ふくらはぎの張りで4月上旬から3週間戦列を離れるなど、17試合出場で打率.254、0本塁打、5打点。昨年は41本塁打、90打点で2冠王に輝いたが、今年は62打席でノーアーチと自慢の長打力を発揮できていない。
順調に行けば今年中に国内FA権を取得する見込みで、複数球団による争奪戦が予想されていたが、今回の報道でそれどころではないだろう。
スポーツ紙記者は「刑事事件で立件されるとなれば、謹慎処分でおさまらず退団の可能性も出てくる。チームにとっては大きな痛手だが、被害者感情を考えると厳重に処分するでしょう。このまま試合に出続ければ、批判の声がさらに強まる。西武球団は迅速に対応するべきだと思います」と指摘する。
チームはロッテに同一カード3連敗を喫するなど5月に入って2勝7敗と失速し、借金は今季ワースト3にふくらんだ。苦しい戦いが続くが、「山川抜き」で戦うことを想定する必要があるだろう。
(中町顕吾)