2023年5月10日に行われた政治家女子48党(旧NHK党)の党総会の最中、立花孝志氏が涙を流す一幕があり、インターネット上で注目を集めた。
「込み上げてくることがあるのでしょうか」
10日に行われた党総会は立花氏のYouTubeチャンネルで生配信した。自身が党首だと主張している大津綾香氏は今回の総会を欠席している。
党代表権について党員による投票の結果、齊藤健一郎氏173票、大津氏1票になったとして、議長の丸山穂高氏が「これをもちまして齊藤氏が党員の多数の支持を得て、代表者として党首として承認・可決されたことをご報告申し上げます」と伝えた。
その後挨拶した齊藤氏は「あまり固い言葉で喋るのが得意じゃないので、いつも通りのことでお話をさせていただきたい」と切り出した。
集まった党員らに感謝を述べた齊藤氏は、党の今後について「立花孝志のもとに集まっているというところは、私は一貫して何も変わりません。これは皆さんの意思だと思います。立花は『この場から去る』だとか『党首から降りる』だとか、さまざまなことは言うんですけれども、私が独裁で何かを進めるつもりもございません」と立花氏の名前を出しながら話した。
齊藤氏は「多くの方の気持ちというのは、あくまでも立花孝志を中心に集まっていると今でも思っております」とも語った。隣で聞いていた立花氏は、宙を見つめ涙を堪えるような表情を見せた。その後も齊藤氏が「当面の間、立花孝志と一緒に、この党を盛り上げて」などと語る中、立花氏が目元を手で拭う姿もあった。
インターネットでは、涙を流す立花氏の姿にどよめきが広がっている。
「立花さん泣いてましたね」
「横で立花さんが何度も涙を拭っていたのが印象的でした」
「立花孝志さんの目に涙が...いろいろと思うこと、込み上げてくることがあるのでしょうか」
「立花さんの涙は、感動しての涙なんだろうな」
大津氏は4月12日にツイッターで公開した文書で「私は、現在も政治家女子48党の党首であり、代表者です。私が、党首や代表者を辞任したということはありません」と主張。5月10日の総会前に開いた記者会見では、党規約により「我が党は党首以外、総会、人事を決められないので、今回総会とは言えなく、無効となっております」と主張していた。