高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
コロナ5類移行で待たれる景気爆発...増税なければうまく行くはず どうする岸田政権

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新たな増税さえなければ、うまく行くはずだが

   また、使途不明金もマスコミの煽りすぎだ。現時点で会計的に締めていないので項目として「使途不明」なのであって、最後には「使途」は明らかにされるものばかりだ。

   日本のコロナ対策100兆円は、先進国の中でもトップクラスだ。これは有効需要を作り経済へも貢献した。経済落込みが最悪であった2020年第2四半期のGDPの対前年同期比の落込みは、日本▲9.9%、米▲8.4%、英▲22.6%、伊▲17.8%、仏▲18.6%、独▲10.4%、加▲12.2%と、日本の落込みは比較的少なかった。

   あとは、コロナ後の景気爆発を待つばかりだ。新たな増税さえなければ、うまく行くはずだが、岸田文雄政権はどうするのか。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。


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