「健康診断のお知らせ」IT企業の広告DM物議 「紛らわしい」不満拡散、広報「真摯に受け止める」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「ご不快の念を表明されていることは、真摯に受け止める」

   このDMについて、freeeの広報担当者は、広告に該当するDMで、既存の取り引きがない新規の法人に発送したと取材にメールで説明した。5月2日から各企業の労務担当者に向けて発送し、ゴールデンウィーク明けの8日以降に到着しているはずだという。

   「重要なお知らせ」とした理由については、「2024年3月に行われる働き方改革関連法の改正などに伴い、対応を要するお客様については重要な情報になっていると考えたためです」と述べた。

   問診票とは、「現在お使いの人事労務業務、およびシステムにおける課題をチェックしていただくチェックシート」だとし、「例えば残業時間の管理体制などが法令上対応を要する事象として質問に書かれており、ご確認いただくことで対応の必要性を認識していただきたいと考えました」とした。

   このDMを送った理由については、次のように説明した。

「法改正対応等にもかかわるお知らせのため注目して読んでいただくことが狙いでした。具体的には法改正未対応の潜在顧客層に向けた施策であり、freee未導入の事業者様の場合は法改正対応していない可能性があるという前提で『システムの健康診断』であることをわかるように記載しています」

   「健康診断のお知らせ」では紛らわしいと批判が出ていることについては、「ご不快の念を表明されている方がいらっしゃるということは、真摯に受け止めて、今後のマーケティング活動の参考にさせていただきたいと思います」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

1 2
姉妹サイト