ADHDの薬を服用しなかった理由
ADHDが発覚したのは、YouTubeでの活動を始めたばかりの23~4歳頃だったとした。
心療内科の医師から「ADHDの傾向はある」と診断された当初は、私生活に支障をきたすレベルではなかったが、「年を重ねた今、めちゃめちゃ悪化してる」という。てんちむさんは、YouTubeの企画で海外旅行へ行った際にハイブランドの服やPCなど「必要なものを平気で忘れる」というミスを繰り返したと振り返る。加えて「多動症がめっちゃ激しくなった」とも述べ、「要は年を重ねるにつれ、自分でも嫌になるほど(症状が)わかってきた」と語った。
なお「(ADHDが)すごい私生活に支障をきたしたと思った」というてんちむさんは薬を処方してもらいに、メンタルクリニックへ訪れたという。しかし相談した医師から「ADHDは個性」と言われたことをきっかけに自分自身を肯定し始め、結果、薬を服用しないことを選択したとした。そして、その医師からは、非常に傷つきやすい一方で、刺激を求めずにはいられない「HSS型HSP」の傾向があるとも告げられたという。
動画の概要欄では、「HSS型HSPは気質?みたいなイメージです なので診断された!とかではなく『この傾向あるから知っといた方が楽かもね』みたいな感じで教えてくれました」とも補足している。
てんちむさんはかつて、自分の心の状態に今ほど自覚的ではなかった頃、周りから「それおかしいよ」と指摘されると、「自信を失ってた。『私ってやっぱりおかしいんだ』とか。自分で自分を嫌いになりやすい」と述懐。しかし今、診断を受けたことで、「逆に楽になった。『こういう人もいる』っていう、そのくくりの一人なんだって、ちょっと安心した」と話していた。