YouTuberも登用、ワークマンが「現場の味方」でなくなった? カジュアル路線に苦言も...運営は作業服軽視否定

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「作業服については、むしろどんどん力を入れている」

「作業服については、むしろどんどん力を入れている最中です。アイテム数を増やしたり、製品レベルをアップさせたり、新しい素材を開発したりしています。職人さんも、いっぱい来ていただいていますよ」

   ただ、社外取締役と同時に発表された23年3月期の決算説明会資料によると、オリジナルの店舗「ワークマン」は、22年3月期が559店だったのが今期は479店と80店も減っている。来期は402店に減る見通しで、10年後には200店に半減させたいとしている。

   一方、アウトドアウェアなども揃えた「ワークマンプラス」は、来期は「ワークマン」を逆転する557店に増え、10年後には900店を目指している。「#ワークマン女子」も、来期は46店に増やし、10年後には「ワークマン」の倍の400店にする目標を立てている。

   こうした大幅な出店変更について、広報担当者は、次のように説明した。

「ワークマンプラスでは、作業服も扱っていますが、職人さんの絶対数は減っており、一般客も来やすい店にしたいと考えています。日中に仕事がある職人さんは、朝と夕に来店されます。作業服だけですと、日中はお客様が来られないことになってしまいます。女性や学生の方も来られるように、ワークマンプラスを活用しています。職人さんが駐車しやすいように、#ワークマン女子については、一般客を分散させる狙いもあります」

   商品については、機能を担保してデザイン性をよくしているといい、サイズが小さくなったことは否定し、女性に対応するため小さなサイズも作っているとした。在庫切れについては、テレビ紹介などで売り切れる可能性があるほか、商品を早く売ることで価格を抑えるため、在庫を余らせないようにしていると説明した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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