「上げ馬神事」は動物虐待?骨折で安楽死も...SNSで議論、国会議員も対応表明 県「改めて話し合う必要ある」

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県は継続的に指導や助言

   三重県医療保健部生活衛生・動物愛護班と教育委員会社会教育・文化財保護課は9日、J-CASTニュースの取材に、「動物虐待に当たるのではないか」といった苦情はたびたび寄せられていると明かす。

   2009年には上げ馬神事で馬を叩く行為が発覚し、県が調査、改善を求める勧告をしている。11年には、馬を興奮させるために蹴ったり殴ったりしたとし、動物愛護法違反容疑で地元住民ら5人が書類送検されたと報じられている。

   神事のため「県が強制的にやり方を変えさせる性質のものではない」(生活衛生・動物愛護班)とするも、関連団体には人馬の安全確保や馬の取り扱いについて継続的に指導や助言をしているという。関係者や警察、獣医師などと協力して「対策協議会」も開いている。年々改善しており、今年は「明らかな暴力行為は確認していない」とする。

   一方でリスクは付きまとい、今回は馬が一頭骨折して安楽死させた。生活衛生・動物愛護班は「今年は馬が一頭死んでしまったのと、いつにもましてご指摘を頂いている(中略)世間の声にどう応えていくのか地元の方々と改めて話し合う必要があると考えています」と答えた。

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