戦後の売り出しで「小売業の存在こそが平和の象徴であると実感」
「平和は、戦争や災害からの復興にしても、平穏な生活の維持・増進にしても、能動的で意識的な関与なしにはもたらされません。こうした思いの原点には、岡田卓也名誉会長相談役の実体験があります。戦後、チラシを手にして店頭に並ばれたお客さまが『戦争が本当に終わったんだな』と涙された姿を見て、小売業の存在こそが平和の象徴であると実感したと言います。そこから、小売業が成り立つためには平和が大前提であり、小売業は平和の維持に貢献していかねばならないと決意したのです」
「平和は、わたしたちが能動的で意識的に関与することによってはじめて保たれるのです。イオンは平和に反することは決して行いません」
4月12日の発表では、定款変更を提案する理由を
「基本理念に基づく経営の実践をゆるぎないものとすること、また全てのステークホルダーに共感いただけるよう現行定款第2条の規定に関して、企業集団としての行動姿勢、想いを追加するものです」
と説明している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)