内祝いは「気持ちがあれば十分」
アンケートでは内祝いについて半数が否定的な回答をしたものの、内祝いを「贈りたい」とする票も半数を超える。
「自分がお祝い品を受け取ったとき、『内祝い』を贈りたい?」という質問に対し、「贈りたい」は34パーセント(325票)、「相手によるが、できれば贈りたい」は27パーセント(257票)で、あわせて半数を超えた。一方で、「相手によるが、できれば贈りたくない」は23パーセント(220票)、贈りたくないは17パーセント(161票)だった。
内祝いを贈るときに気を付けるべきことはあるのか。岩下さんは「気持ちがあれば十分」だと話す。
「本来は今後も付き合いたいという気持ちがあれば十分です。その有り余る気持ちを伝えたいときに手紙や品物を贈るのがいいと思います。お返しの品物の価格は2分の1から3分の1と言われていますが、自分の経済状態に合わせた無理のない金額で構いません」
受け取りを遠慮する声も半数を超える。「自分がお祝い品を贈ったとき、『内祝い』を受け取りたい?」という質問には、926票が集まった。「受け取りたい」は20パーセント(184票)、「相手によるが、できれば受け取りたい」23パーセント(203票)、「相手によるが、できれば受け取りたくない」は23パーセント(215票)、「受け取りたくない」は最も多い35パーセント(324票)だった。
岩下さんによれば、受け取りを遠慮することについて、「返礼拝辞」など一言添えておけば問題ないという。反対に、受け取りを遠慮する人にどうしてもお礼の気持ちを伝えたい場合には手紙を送ることを勧める。
「手紙を送るだけでも十分です。お祝いで受け取った品をどのように使っているのか、どれほど喜んでいるのか、ご感想をお伝えするのが良いと思います。受け取ったときにもお礼を伝えていらっしゃると思いますが、その後をお伝えすることで深い感謝の気持ちが伝わるはずです」