「公私の別はこれでもかというレベルでわきまえていかれるかと思います」
同時に影山氏は俳優業と社長業の兼任の難しさや今後直面するであろう課題も指摘する。
「日本の芸能界を見渡してみると、プレーイングマネージャーの例は数えるぐらいでしょう。その理由はやはり、芸能事務所を経営するということがとてもシビアだからです。お金の流れの管理はもちろん、場合によってはリストラといった所属芸能人に厳しい態度で臨まなければならない場面も出てくるでしょう。個人的にではありますが、小栗さんは非常にクレバーな方とお聞きしておりますので、うまく乗り切るのではないでしょうか。ただ、それを実現させるには優秀な参謀は不可欠だと思います」
小栗さんが社長に就任することで、妻で俳優の山田優さん(38)に何らかの影響が出るか否かについても聞いた。
「小栗さんが社長になれば山田さんは社長夫人になるわけです。一般的な感覚としては、夫が社長ともなれば妻に箔が付くということがどうしても皆さんの頭に浮かぶでしょうが、小栗さんはそのような雰囲気すら出ないように徹底していくと思います。それはやはり所属芸能人の士気に影響するからです。社長就任によって山田優さんに対して嫌でも発生してしまう余計な効果を排除すべく、公私の別はこれでもかというレベルでわきまえていかれるかと思います」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)