女性向けファッション誌「LARME」が10周年を記念して公開した動画に「シルバニアファミリー」のドールハウスや人形を燃やしたとみられる演出があり、批判が相次いでいる。
LARME公式は2023年5月5日、インスタグラムのストーリーズで「映像作品についてのお詫び」を公開した。
「シルバニアに何の恨みがあるの?」
LARMEは、「甘くて、かわいい 女の子のファッション絵本」をコンセプトとする女性向けファッション誌だ。
批判が相次いだのは、LARMEの創刊10周年を記念してインスタグラムに公開された動画の演出だった。
動画は「あなたがいなくても私は、1人の女性として強く生きれるから......」などとする女性の怒りのモノローグに合わせ、ランウェイを歩くモデルや歌舞伎町の街並み、炎に包まれたシルバニアファミリーの人形やドールハウスが映るという内容だった。
動画には、路上で燃え上がるドールハウスとみられる映像や、シルバニアシリーズの代表キャラクターでもあるウサギの人形「ショコラウサギファミリー」の身体や服が、焼け焦げたためか黒くなっているシーンも含まれていた。
動画はツイッターなどで拡散され、他社製品を燃やす演出に「シルバニアに何の恨みがあるの?」「本当に悲しくなるし、他社製品を燃やす案が通ったことにも驚く」「シルバニア燃やすの許せないし、もう絵本みたいなドーリーで可愛かったLARMEは消滅したんだなって二度悲しい」と批判の声が相次いだ。
「不快な思いをさせてしまった」
LARME公式は2023年5月5日、インスタグラムのストーリーズで「映像作品についてのお詫び」を公開した。
「先日公開した映像作品について、一部不適切な表現が含まれており公開を中止しました。この点についての判断を誤ったこと、不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます」
当該動画を削除した上で、「今後は、表現方法に十分に注意し、精査を強化し適切な表現をして参ります。大変申し訳ございませんでした」としている。