「本当に悪いことをした人は批判されなければいけない」
Kimonoちゃんのチャンネルを見ると、煽情的な見出しやサムネイルが数多く並ぶ。
寿司テロ騒動を話題にした動画も投稿しており、「クズの動画がガチでやばいwwwww」「【人生終了】スシローで迷惑行為をしたクソガキたちがやばすぎる...」などと容赦ない刃を向けている。
相談系の動画が大半だが、TikTokで見つけた一般人の炎上動画も一部ある。「前提条件として『この人悪いことしてるよね』っていうのがなければ取り扱うことはほとんどない」「犯罪性の高い動画、胸クソの悪い動画、迷惑行為などをしている動画を基準にまとめております」との方針だ。他の暴露系はネットの有名人も標的にする人がいるが、「人生を終わらせちゃう」可能性もあると考え積極的には扱わないという。
誹謗中傷は肯定しておらず、視聴者が影響を受けて暴走しないよう動画内で注意喚起している。ただ、「本当に悪いことをした人は批判されなければいけない」との考えだ。
現在はどのようなモチベーションで活動をしているのか。Kimonoちゃんが尊敬するコレコレ氏の自著には「コレコレは正義のヒーローなのか?」との目次がある。Kimonoちゃんに同じ問いをぶつけると「正義云々を執行したいなんていうのはサラサラない。正義みたいなものは大衆が、見ている人が判断するもので、僕らは発信者として求められているからやっている。需要があるから供給するっていうだけ」と否定する。
原動力については「あんまり考えたことがない」とするも、「そもそも悪である僕みたいな暴露をしている人たちに人気が付く現象自体が面白くありませんか?こういうことをできる人は少ないですし、それで一定のファンがついているのは異常現象なので。それだったらやるしかない。僕は(心が)きれいじゃないってわかっているのでやり続けるしかない。もうモチベーションの話ではなく、生きがいというか。他人を批判しておいて生きがいというのはおかしいと思いますけど、やっぱり視聴者がコメントしてくれるのは嬉しい」。