「自分はアフィカスじゃない」
暴露には、商業的側面も見え隠れする。
インフルエンサー紹介BOTは前述の議論に言及し、「この辺りと同じ扱いされているのが前々からマジで不快でした。自分以外は他人が作ったネタを使ってお金を稼いでいるアフィカスです」「自分はアフィカスじゃないんで人の不幸や不祥事なんかでお金を稼ぐなんてことは絶対にしてません」と他の暴露系とは一線を画すと主張した。
「アフィカス」とは、ネットの情報を転載することで、アフィリエイト(成果報酬型)広告の収益を得る人物を指す。
実際、滝沢氏はネット通販「Amazon」のサービスを宣伝する投稿を固定ツイートに設定している。「大学生のきしょいストーリー」「進撃のJapan」も、ツイート後にはまとめサイトのリンクを掲載しており、誘導数に応じて広告収入を得ているとみられる。
もっとも、インフルエンサー紹介BOTも4月中旬、広告案件を公募している。拡散力の指標の一つである「インプレッション」(ツイートの総表示回数)は月間平均6億あるとし、影響力の高さを誇示している。
人気ユーチューバーの外見を揶揄して22年10月に謝罪した際は、「自分のフォロワーが20万人を超えてて、話題になるようなツイートをしなくちゃいけないというプレッシャーから、自分より前にこの件に対してツイートされている方の伸びてるツイートをパクってツイートしてました」と説明していた。
上記の4アカウントに取材を申し込んだが、いずれも応じなかった。あるアカウントは取材を受ける態度を示したものの、虚偽投稿で著名人に法的措置を予告されたなどと一方的に告げJ-CASTニュースの顧問弁護士の見解を求めてきたり、インタビュー当日に取材場所を幾度も変更してきたりしたため、応じる意思がないと判断して断念した。