「浮上の兆しが見えない」 開幕ダッシュ失敗の原巨人、元コーチが指摘する「マイナス要素」

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「平均年齢が高いということもマイナス要素」

「当時はピッチャーが非常に安定していたので、それほど多くは負けないと感じていました。先発陣は、内海(哲也)投手、澤村(拓一)投手、杉内(俊哉)投手、ホールトン投手。そして山口(鉄也)投手、マシソン投手、西村(健太朗)投手の勝ちパターン3枚が非常に安定していた。終盤に逆転されるようなことはほとんどなかったし、1点でもリードして6回を迎えればほぼほぼ勝ちにもっていけた」

   そして「11年前とは投手力が明らかに違う。今季投手力が良ければこの先もう少し順位が上がっていく可能性も見える。ただ昨シーズンも良くなく、今シーズンに上積みが見られない。昨シーズンと同じ投手力ということを前提に考えると浮上の兆しが見えない。次世代の育成というところがうまく機能していないと言わざるを得ないです」と分析した。

   5月1日時点でチーム打率(.238)は中日と並びリーグ4位タイで、チーム防御率(3.90)はリーグワースト。101失点もリーグワーストでリーグ唯一の3桁だ。

   橋上氏は「12年の4月は明らかに打撃陣の調子が上がってこないがために歯車が少し狂って勝てなかった。今シーズンを見ると歯車が狂っているというよりは選手の実力がないように思えます。平均年齢が高いということもマイナス要素で、今後チームが爆発的に上がっていくというのは厳しいと感じます」と解説した。

   5月2日からホーム東京ドームでヤクルトと3連戦、5日からは敵地バンテリンドームで中日と3連戦を予定している。

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