入院中の犬脱走→列車衝突で死亡 動物病院が「重大事故」謝罪「安全管理の重大な過失が招いた惨事」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

事故発生の経緯、発表全文

   経緯

   4/24のお昼に6ヶ月齢の中型雑種犬の女の子の避妊手術を行なった。手術は30分弱で無事14時前に終了し、麻酔からの覚醒も順調であった。入院室で点滴管理とした。19時の時点でとても元気で表情も穏やかであり、傷も良好で痛み兆候などもなかった。首輪とリードをつけ、首輪の具合の確認をし、点滴ラインを外し翼状針の管を腕の包帯にしまいこんでケージから出した。院内を軽快にスムーズに歩いていた。排尿したら戻る目的で短時間だけ外に連れ出した。その際、リードと首輪を使用していたがハーネスを使用せずに出てしまった。外に出てしばらくして車道に出掛かり引っ張った際に首輪が抜けた。捕まえようとしたが逃げられてしまい見失った。ノーリードノーカラーで腕の包帯だけの状態であった。

   すぐに飼い主さまと警察に連絡を取り捜索を開始したが全く目撃情報がなかった。探偵にも依頼し、チラシを配るなどしながら範囲を広げて交代で夜通し探した。朝になり、防犯カメラに映っていた情報から脱走直後に井の頭通りをファミリーレストラン方向に向かったとの情報があった。再度警察に問い合わせてみたが犬の事件や事故の報告は来ていないとの返事であった。飼い主さまの聞き込みで脱走後に電車と動物の衝突事故があり、埋葬したとの情報があった。特徴が似ていた。鉄道関連職員が掘り起こすのでお昼に確認することとなった。飼い主様と同席し現場に向かい、ご遺体を確認した。ご遺体は警察に届けられることなく埋葬されていたため、報告が来ていなかった。そのまま一度病院で預かりできる限り体をきれいにし、飼い主様にお戻しした。

1 2
姉妹サイト