首位快走のDeNA「この勢いは一過性ではなく本物」 他球団が警戒「このまま突っ走るとまずい」

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   DeNAが強い。目下7連勝中で、4月を終えて16勝7敗の貯金9と首位を快走。4月の月間16勝は、96年の15勝を更新する球団最多勝利だ。

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関根大気の活躍光る

   他球団の首脳陣は、DeNAの強さについてこう指摘する。

「投打のバランスが取れていて、チームとして成熟期を迎えている。劣勢の展開でもひっくり返す地力の強さがありますよね。攻守で存在感が光るのは関根大気です。卓越した野球センスを持ちながら伸び悩んでいたが、今年はスタメンで結果を出し続けることで自信を深めているように感じる」

   開幕から6番で全試合スタメン出場している関根は外野の守備で再三好守を見せ、課題の打撃でも打率.338、1本塁打、7打点と好成績をマーク。得点圏打率.333と好機に強く、4月27日のヤクルト戦(横浜)では同点で迎えた延長10回2死一、二塁の好機で、右翼の頭を越えるサヨナラ適時二塁打。プロ入り10年目で初のサヨナラ打に喜びを爆発させた。本拠地での連勝を9に伸ばす立役者となり、「凄くうれしいです。本当に皆さんの声が届いていて、何とかやりたいと思って打席に入りました。皆さんが喜んでくれて、それが幸せです」とヒーローインタビューで穏やかな笑みを浮かべていた。

   まだ開幕して1カ月だが、この勢いは一過性ではなく本物と言ってよいだろう。

「昨年2位になったことが選手たちの自信につながっていると思う。このまま突っ走るとまずい。早めに止めるために各球団がエース級の投手を起用したり対策を施すと思います」(前出の他球団の首脳陣)

   相手のマークは厳しくなるが、DeNAの快進撃はいつまで続くか。

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