ジャニー喜多川氏の性加害疑惑「報じなかったマスコミ」に北村弁護士激怒 「全くまともではなかった」

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「マスコミもそのことを百も承知」

   北村弁護士は、マスコミが報じなかった影響をこう話している。

「マスコミもそのことを百も承知。マスコミの役割とか、マスコミの影響というのはマスコミが一番よく知ってますね。そういう社会にとって大変重大な意味を持つ判決が出ても、自分たちが報道しなければ誰も知らない。ほとんどの人が知らない。だからその後、そんなことを知らない少年の親が、ジャニーズ事務所に自分の子供を入れる。そんなことを知らない少年が入る。そして様々なしがらみに絡め取られて、多くのなのか、一部のなのかは分かりませんけど、少年が同じような被害に遭っていくということになるわけです」

   北村弁護士は「とんでもないことだと思いませんか? もちろん加害者はとんでもない。ですが、世の中にはいろんな組織、いろんな人がいて、こういう悪事を行う人間はいっぱいいるんですよ。でも、報道されることによって『ああ、もうこれをやっちゃいけないんだ』『もうこれは許されないんだ』といって、立ち直る、更生する、やめる、という大きなきっかけになっていくんですよ」と続けていた。

   マスコミの影響をめぐっては、元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんも4月12日に東京・丸の内の日本外国特派員協会で開いた記者会見で言及していた。「もし当時、大手メディアが報じていたら、ご自身の選択は変わったと思うか。例えばジャニーズに入所すること自体ためらったり、選択は変わったと思うか」とする質問に、「その時になってみないと分からない」とした上で、「もしテレビが当時取り上げてたら、大問題になるはず」で「親も多分行かせない」と指摘し、「どっちの角度から見ても、多分なかったのではないかと思う」と話していた。

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