サイゼリヤ社「SNSでの発信に対して介入は行っていない」
新型コロナウイルス感染でホテル療養中に、フォロワーから励ましのメッセージをもらったり、体調不良などで1か月ほど何もツイートしなかったときでも、久しぶりの投稿に反響があったりしたそうだ。
フォロワーらと共闘した思い出もある。ある予測変換アプリでは、「サイゼ」と入れると第1候補に「サイゼリア」、第2候補が「サイゼリヤ」だったため、第1候補を信用してツイートした結果として摘発されるケースがあった。このアプリには、2年ぐらいかけて有志数人が問い合わせ窓口に改善要望を出した結果、 22年11月ごろに、アプリの更新で第1候補が「サイゼリヤ」となる仕様になり、盛大にそのことをツイートして喜びを分かち合った。
とはいえ、いいことばかりではなく、活動に批判を受けることもあった。始めて1か月ほど後、「人権侵害に当たる活動は止めろ」といった内容のリプライが来たことがあった。この経験を踏まえ、DMを通じて様々な人の意見を聞きながら活動するようになったとしている。
サイゼリヤ社との関係については、「まったく交流したことは一度もありません」とし、「株式会社サイゼリヤ様からは何も言われておりませんで、大変不安を感じて活動しております」と複雑な想いも吐露した。
今後について、様々な代案がネット上で提案されているが、「サイゼリヤ警察に代わる活動は今のところ何も考えていません」と答えた。ツイッターは閉鎖するのかについては、「非常に悩ましい質問です」とするにとどめた。
「世間では引退したと言われているのですが、心のどこかでは殉職と思っています。殉職した刑事って、ドラマとかだと実は生きていて、第2章が幕開けしたりするじゃないですか。今、心の中では男として一度辞めると言ったんだからこのまま何も言わず放置VSこれからもゆるっと活動したらいいじゃんが戦っています」
サイゼリヤ警察の活動辞退などについて、サイゼリヤ社の広報担当者は4月27日、取材に対し、「SNSでの発信に対して介入は行っておらず、弊社よりコメントは控えさせていただきます」とメールで回答した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)