レンゲ畑にバス乗り付け、園児ら遊ばせた? 農園が困惑「種を買って米の肥料として育てています」

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「改善が見られないときは、咲く前に刈り取るしかない」

   座間ゆたか農園では、レンゲ畑に立ち入らせない対策にも、苦慮している様子だ。農園の代表は、「ロープを張ったり、看板を立てたりすれば、作業の邪魔になりますし、何か所も必要になって大変です。改善が見られないときは、来年からは、レンゲが咲く前に、刈り取るしかないですね」と話した。

   最初の投稿は、5000件以上リツイートされており、大きな関心を集めている。

   愛知県内のある農園も4月24日、この投稿を受けて、保育園か幼稚園のバスがレンゲ畑に乗り付け、園児を遊ばせていたと知人から連絡を受けたと明かした。その結果、レンゲの咲き具合が悪くなっているといい、コメの肥料が足りなくなる恐れがあると懸念していた。事前に連絡があれば、花摘みも可能だったというが、来年からは勝手に立ち入らないよう看板を立てる考えも明らかにした。

   一方、一部のレンゲ畑を市民に開放している自治体もある。

   大阪府寝屋川市は、農家から協力があった市内の一部農地を無料開放しており、「花咲くきれいな農空間」と題した看板を立てている。

「農家支援のため、種を配布して面積に応じた補助金を出しています。一般市民にも楽しんでもらうのも目的で、マナーを守って花を楽しむ空間として親しんでもらっています。レンゲを摘むこともできますが、荒らされたという話は聞いていません」(市産業振興室)

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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