韓国に渡った元NPB助っ人、登板ゼロで放出の可能性 キャンプで故障、監督「代替選手」言及...現地報道

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   韓国プロ野球リーグのSSGランダースに所属するエニー・ロメロ投手(32)が、公式戦で1試合も登板せずに「放出」される可能性が高くなったと複数の韓国メディアが2023年4月20日に報じた。

   「OSEN」(WEB版)によると、ロメロは3月に沖縄で行われたキャンプでの練習試合で左肩の痛みを訴え緊急降板。その後、韓国国内でリハビリをし、4月3日に米国に渡り治療を続けているという。

  • ロメロ選手(写真:AP/アフロ)
    ロメロ選手(写真:AP/アフロ)
  • ロメロ選手(写真:AP/アフロ)

監督「他の選手を準備しなければならない」

   国内リーグは4月1日に開幕し、SSGランダースは20日時点で15試合を消化している。記事によると、チームはロメロの復帰の目途が立たないため、ロメロを放出し新たな外国人投手を探す可能性が出てきたという。

   SSGランダースのキム・ウォンヒョン監督(50)は「ロメロが米国で治療を受けているが、進展がなければ他の選手を準備しなければならない。もちろんシーズンが進行中なので代替選手を探すのは難しいが、それでも探さなければならない」と話したとしている。

   ドミニカ共和国出身のロメロは大リーグのナショナルズなどでプレーし、18年オフに中日に入団した。中日では21試合に登板し8勝10敗、防御率4.26を記録。その後、マイナーリーグ、メキシカンリーグを経て21年にロッテに入団。ロッテでは2年間プレーし、22年は8勝9敗の成績を残すもオフに自由契約となりSSGランダースに移籍した。

   OSENによると、SSGランダースはロメロと総額100万ドル(約1億3000万円)の1年契約を結んでいるという。

   韓国リーグではハンファ・イーグルスに所属するバーチ・スミス投手(33)が4月19日に放出された。スミスは昨シーズンまで西武に所属し、オフにハンファ・イーグルスに移籍。今季は4月1日の開幕試合に先発したが、3回途中に右肩の痛みを訴え途中降板した。わずか1試合のみの登板でチームを去った。

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