着物イベントの「左前」ポスターが物議 「死に装束」指摘も...制作元は修正否定「ファッションに決まりない」

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「着物は、もっと自由にコーディネイトしていい」

   今回のイベントで、着物を左前にするなどしたイラストをポスターに使ったのは、一体なぜなのだろうか。

   銀座今昔きもの大市を手がけたイベントプランナーのデザイン・アベニュー(奈良県吉野町)は4月20日、代表がJ-CASTニュースの取材にこう説明した。

「伝統的な着物にこだわる方が納得いかないのは分かりますが、着物を着るきっかけとして、色んなものがあってもいいでしょう。ファッションに決まりごとはなく、着物は、もっと自由にコーディネイトしていいと思っています。ポスターはイメージであって、そこに深い意味はありません」

   イベントは、着物をもっと色んな人に広げようと、15年ほど前に始めたという。

「デパートなどの着物展示会と趣向を変えており、特に若い人に興味を持ってもらいたいと考えています。帯を締めずに西洋のコルセットを使ったり、着物の下側にフリルのドレスを着たりするのもはやっています。とっかかりは自由でよく、段々と伝統的な着物が好きに変わっていくこともあると思います」

   ポスターについては、このまま変更する予定がない考えを明らかにした。

   イラストは、Adobe Stockの画像かどうか分からないものの、フリー素材を使ったと認め、「画像的にAIではないかと思っています」と答えた。

   イベントでは、全国から14店が出品して、着物や帯を中心に数千点を展示販売するという。価格は、1000円から正絹、作家物なら20万円ぐらいまであるとした。3日間で、少なくとも1500~3000人は来場する見込みだとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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