岩手日報「この投稿は著作権法に抵触する恐れ」大量リプライで注意喚起 許諾済み投稿者には謝罪

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   「この投稿は著作権法に抵触する恐れがあります」――。岩手県で発行されている地方紙「岩手日報」公式ツイッターが、紙面の画像を投稿しているユーザーらに対してこんなリプライを多数送っている。

   既に利用許諾を得ていたユーザーに対しても同様の内容を送っていたため、一部からは批判の声が上がった。その後、同社は許諾済みのユーザーらに「誤って送信してしまいました」とリプライで謝罪している。

  • 岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo)
    岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo)
  • 岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo/一部加工)
    岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo/一部加工)
  • 岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo)
  • 岩手日報公式ツイッターより(@iwatenippo/一部加工)

「早急に削除するか、岩手日報社コンテンツ事業部に許諾申請してください」

   2023年4月16日から、岩手日報公式ツイッター(@iwatenippo)は、同紙の紙面をツイッターに投稿しているユーザーに対し、以下のようなリプライを多数送っている。

「岩手日報社です。この投稿は著作権法に抵触する恐れがあります。早急に削除するか、岩手日報社コンテンツ事業部に許諾申請してください」

   その後、既に利用許諾を得ていると返信するユーザーもいた。一連の流れに対し、ツイッターでは「せめて自社で確認してからにしなよ」「許諾申請有無くらい確認してからリプすべき」などと批判する声も見られた。

   岩手日報デジタル戦略部は4月18日、J-CASTニュースの取材に対し、許諾を取らずに紙面を利用したSNS発信に対する注意喚起として16日から始めたものだと話す。

   16日は、明らかに許諾を取っていない投稿に対しリプライを送っていた。しかし17~18日は、利用許諾の確認ミスで、二次利用の許諾を申請した人にもリプライを送ってしまったという。これは手動で送ったものだと説明している。

   記事や写真を二次利用する場合、幾つかの条件に加えて「この記事は岩手日報社の許諾を得て転載しています」と明記する必要があると、同社の公式サイトに書かれている。

   デジタル戦略部は「許諾の文言がなかっただけで、こちらで内部確認せずに、許諾表示がなかったという点で判断し、誤って送ってしまったものです」と取材に説明した。

   同社は18日、複数のユーザーに対し「紙面を無断掲載している人たちへの注意を誤って送信してしまいました。お詫び申し上げます」とリプライで謝罪している。

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