ロッテ戦「ゴミ投げつけ客」にSNS怒り「ファンじゃない」 球団「絶対に止めて」悪質なら厳重処分

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   プロ野球パ・リーグのロッテ対オリックス戦の試合終了後に、オリックスファンが集まるスタンドにゴミ袋が投げ込まれ、頭に当たったと、ツイッターで被害が報告された。

   何者の行為かはっきりしないが、目撃情報も寄せられている。ロッテは2023年4月18日、ゴミの投げつけについて、「危険を及ぼすため、絶対にお止めください」と公式サイトで呼びかけ、悪質なら厳重な処分を行うと警告した。

  • ZOZOマリンスタジアム
    ZOZOマリンスタジアム
  • 公式サイトで球団が呼びかけ
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ファンからは怒号が飛んだという情報も

   試合は、4月16日に千葉市内のZOZOマリンスタジアムで行われた。接戦となる中、双方で計3死球が出て、スタンドからブーイングが飛ぶ事態にもなった。

   オリックスが、2対1でロッテを破り、超スローカーブでロッテ打線を翻弄したオリックスの宮城大弥投手がヒーローインタビューに立った。

   ゴミ袋が投げ込まれたのは、その最中だったという。ツイッターに投稿された内容によると、被害者の女性は、ビジター外野席にいて、頭に衝撃があって痛いと思った。その正体は口を縛ったゴミ袋だったという。

   幸いケガはなかったという。状況を警備員に伝えたといい、球団の対策も求めていた。

   ツイッター上などでは、近くにいたというファンからの目撃情報が、いくつか投稿されている。

   それらによると、球場を出る通路から男性がゴミ袋を投げつけたという。ファンからは怒号が飛んだとしている。男性は、そのまま立ち去ったという。

球団「レフトスタンドからゴミの投げつけ行為が発生しました」

   ゴミ袋を投げつける行為については、ツイッター上などでは、「こういう人はファンじゃない」「無期限入場禁止にした方が良い」と厳しい声が続出した。投げつけた男性は女性に謝罪すべきだとの声が出たほか、警察に被害届を出すことを勧める意見もあった。

   ツイッターには、ロッテファンとみられる人からお詫びが相次いでおり、女性もファンからの心遣いに感謝していた。

   マリンスタジアムを管轄する千葉県警の千葉西署は4月18日、J-CASTニュースの取材に対し、試合当日に通報があったか、被害届が出されているかについて、通報の報告は受けておらず、被害届も承知していないと述べた。

   千葉ロッテマリーンズは同日、「観戦ルールやマナーについてのお願い」と題して、お知らせを公式サイトで発表した。

   発表では、「残念ながら、一部の来場者によるレフトスタンドからゴミの投げつけ行為が発生しました」と報告し、「他のお客さまやグラウンド上の選手に危険を及ぼすため、絶対にお止めください」と警告した。そして、「今後は、これまで以上に警備体制を強化するとともに、ご来場いただく皆さまが、より楽しく、安全に試合観戦いただける環境作りに取り組んでまいります」と述べた。

   マリンスタジアムでは、「プロ野球試合観戦契約約款」に基づいた観戦ルールを定めており、「お守りいだけない場合は、警備員や係員からお声掛けをさせていただき、悪質な行為の場合は厳重な処分を通達しています」とした。そのうえで、「ご来場の皆さまが、楽しく野球観戦ができるよう、一人一人が観戦ルールやマナーを守った行動をお願いします」と呼びかけている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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